みなさま、本年もよろしくお願いいたします。
昨年は長年変わらなかった政権が変わり、社会情勢も一つの節目を迎えた感があります。今年は、どんな年になるのでしょうか。
蓮が本格始動したのは2007年で、今年で3年になります。蓮に来られるクライエントの皆さんは、医療機関の保険診療ではもの足りず、巷の施設では不安が残る、当施設の「いぶし銀」のセッションを求めて来ておられると実感いたします。
社会は変わっていますが、蓮ではクライエントの皆さんを無理に「変える」ことはいたしません。変わる力は皆さん持っておられます。ただ、その力が何らかのくすぶりのために十分に発揮されていないだけです。
ですから蓮では、もともと一人一人が持っている素晴らしい力、自然治癒力、リソース、をできるだけ引き出して、変わってもよい状態になって自ら変わられるのを待ちます。セラピストはその力を引き出すお手伝いをさせて頂くだけです。
そのために、今年のキーワードはずばり「五感を磨く」です。
五感とはいうまでもなく、見る(視覚)、聞く(聴覚)、臭う(嗅覚)、味わう(味覚)、触れて感じる(触覚)です。
生きるということは感じるということです。
この五感がくすぶって感じる力が小さくなってしまうと、自分の「からだ」や「こころ」と対話する力も弱くなり、いのちの灯がくすぶり、本来の力が発揮されなくなってしまいます。
蓮で行っている、バイオフィードバック、ボディワーク、カウンセリングのセッションは、この五感を磨くものと言えます。
バイオフィードバックは特に眼で見ることや聞くことを通して、こころやからだとの対話をします。ボディワークは特に触れられる感覚や香りを感じることを通して、からだ(こころ)との対話をします。カウンセリングは特に言葉で話したり聞いて感じることを通して、こころ(からだ)との対話をします。
五感を磨き、こころやからだと対話をする力を取り戻し、ひとりひとりの本来の力が発揮され、2010年が自分を生きる年となって、社会全体もよい変化に向かうことを念じております。