2011年7月アーカイブ

蓮のセラピスト(ワークショップ担当)のスーと申します。


2007年までアメリカで、グリーフケア、家族療法とアートセラピーのセラピストとして働いていました。 現在は不定期ですが、蓮でのアートセラピーのワークショップや、アートセラピーの開始に向けて、蓮にかかわる人の素敵な笑顔に支えられながら、マイペースな歩みを続けています。


アート
私にとってアートとは、自分の存在を確認するための言葉と同じくらい大切な表現方法でした。最終的に彫刻を専攻しましたが、粘土やら、コンクリートやら、溶接やら、全身を使って汗を流して制作をすることで自分の心の中の思いや、迷い、感情などと向き合えていたのかも知れません。 

卒業個展の準備をしていたある日、シンガポール出身の友人が様子を見に来てくれました。 彼女は一番気に入った作品をみつけ、私に説明をしてほしいと言ってきました。その作品は他の作品と違って自分が作ったものなのに、なぜかこちらに語りかけて来ない、自分にとってもどういう意味があるのか、なぜこの作品を作ったのか、よくわからないものでした。 

2人で作品の前に座り込み、あまり深く考えず、"月が割れて、月から何かが生まれてきているみたいだね" と口に出した瞬間、私の目から涙がポロポロっとこぼれ落ちてきました。

友達もビックリ、私もビックリ、でも涙がどんどん出てくるばかり。 

そして、"ああ、これは姉の出産のことなのだ"と、一瞬にして納得できるという経験をしました。 

横でおろおろする友人に、"姉が出産して、新しい命に感動して" とまた急に話し出し
不思議そうな顔をされました。


アートセラピー
アートセラピーは ・作品を通しての気づきがあるもの、・制作過程を重視するもの、・作品についての語りあいから発見があるもの、・作品を分析するもの等、とても多様性のあるセラピーです。 

自分にとって意識されていない感情や記憶、あるいは、からだからのサインなどが作品を通して可視化され、"私"を知るヒントを与えてくれます。 そのヒントをセラピストとともにたぐり寄せながら、自分を向き合う時間を持つことがアートセラピーの特徴といえるでしょう。

これまでに、虐待を受けた子供とその家族、グリーフケア、がん患者、アルツハイマー患者、ADHDの子供のグループ、個人、ファミリーなど、色々な場所で、色々な方を対象にアートセラピーを提供させていただくことができました。

こころとからだの対話を大切に、細やかなセラピーを提供しているリラクセーションスペース蓮で、アートを通しての"自分"と"自分のこころ"との対話をより多くの方に紹介できることを目指していきたいと思います。

今回もブログを読んでくださり、ありがとうございました。 
自分の、"こころとからだの対話方法"をもつこと、大切にしていきたいですね。

2011年10月

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