3.アレキシサイミア、情動とストレス (3)

3. 5 ストレスとは(1)
 ストレスとは「外からの刺激によって生じるからだの変化」、例えるならゴムボールに力が加えられてへこんだ状態。
通常は、「ストレスでボールがへこむ」→すぐにへこんだ部分の修復
しかし、"へこみ"が大きくなると修復が困難になり、身体に影響が現れてくる。
 ウォルター・B・キャノン (1871-1945、米)
○闘争-逃走反応(緊急反応)
 全力で立ち向かうか、全力で逃げるか 
  生理面:副腎髄質からアドレナリンの分泌  
  感情面:怒り、恐怖
ハンス・セリエ Hans Selye (1907-1982、ウィーン生)
○一般適応症候群(非特異的反応)
 1)警告反応期、ショック相、反ショック相
 2)抵抗期:適応が獲得され、抵抗力は正常値を相当に上回って上昇する
 3)疲憊(ひはい)期
○外的刺激⇒セリエの三徴候
 副腎皮質の肥大、胸腺の萎縮、胃・十二指腸潰瘍
○防衛と適応
 セリエは防衛よりも適応とみた
3. 6 心理社会的ストレス
○ライフ・イベント型ストレス
 1960前後 ホームズHolmes&レイRahe 「社会的再適応尺度」
 人生に変化を起こさせるような人生の出来事の震度を疫学研究の定量的基礎として計量することを試みたもの。
○日常生活ストレス (リチャード・S・ラザルス Lazarus)
・生活上の大事件(major life event)よりも日常苛立ち事(daily hassles)の方が健康状態により影響しやすい。 ⇒一次的な認知評価
・対処行動(stress coping)⇒二次的な認知評価
 認知的に評価された日常ストレスに対しどう考えるか、どう感じるか
3. 7 ストレス対処行動の違い
 ある研究によると、
  健常人はストレスに様々なタイプの対処行動をまんべんなくとることができる。しかし、心身症患者は、ストレスを感じる頻度も少なく、強度も弱いと感じており、ストレスに対して、思考・情動・身体を乖離することで対処している。そこで、心身医学的アプローチ⇒"乖離しなくても対処できる"ことを提供していく。

 

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